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 ですよね、海怖いですよねっ!まあ、私は夜の屋外全般が怖いので、日が暮れれば陸上すら怖いんですけど。いや、変質者・野生動物・非科学的存在、いずれもいかにも出そうな立地(というか痴漢と猪・狐・狸・イタチetc.は本当に出る)に住んでるので…。
 天野作品は夏・夜・弱気になる10代後半が素晴らしいと思っています。というわけで今回は、なんて見事な三拍子。でも真夏の暑苦しい時に読みたかったかも。その時期にまた読めばいいだけのことではあるんですが、ぴかりじゃないけど、先がわからない状態で読みたかったというか。
 しばらくタイトルの意味がわからなかったため、一体どこに行き着く話なのかと。ぴかりの「てこもやってみる?」も、あからさまに怖がらせてからかってるし。怪談ネタはついこのあいだやったばかりですよ、と思ったらそんなの全然無関係でした。で、夜潜るメリットは?と思ったら、色ですかー。海の生き物たちは迷惑してそうだけど、まあ確かに興味はそそられます。怖いけど。私も怖いものは多いし、基本消極的ではありますが、『この人と一緒だったら大丈夫かも』と思った人がそばにいれば、何でもできるような気になる瞬間はあります。そこで起きる問題は、最終的に最も怖いのはその人本人かもしれない、ということです。まさに神田川の歌詞。あるいは、その人がそばにいなくなることへの恐怖。物語の終盤では、てこはそれも乗り越えるのでしょうか。
 用意のいい弟君。甘いものって。女の子みたいだなあんた。姉ちゃんの教育の賜物かと思いきや、そうでもなさそうかな。しかし、新たに手に入れたアイテムのスペックをすらすらっと述べるあたりは男子っぽい。このあいだ一眼レフカメラの女性向けカタログを見てたら、スペック一覧が載ってなくて我が目を疑いました。確かにそんなの見てもわけわかんない、って層向けに作られた感じのカタログだけどさ、それは最低限必要な情報なんじゃないの?


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