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 蝸電図やってきました。耳に電極を突っ込み、音を聞いた時の反応を見るもの、だそうな。まずは外耳に麻酔をかけます。横になって、薬剤をどばどば注入。耳って結構容量あるもんですね。イオントフォレーゼとかいう方法で、そこに電極を入れて弱電流を流すことで麻酔がかかるらしい。

 次、検査用の電極を突っ込みますが、麻酔みたいにとりあえず突っ込めばいいというものではなく、ちゃんと然るべき部分(鼓膜?)に当たっていなければなりません。まず右側に挑むのは、女性研修医。手つきにも口調にも自信のなさこそないものの、そこはかとなく頼りないです。でもまあ研修医ですから、それは仕方ない。ただし問題は監督についてる若い男の先生ですよ。この人も研修医同様、自信のなさはまったく感じられないのに、微妙に頼りないし危なっかしい。まさかのダブル研修医かと思いましたが、名札の肩書きはちゃんと『医師』。2人ともがどう見ても手馴れていない様子で、試行錯誤するかのように電極を入れ…、ようとしますが入りません。彼らの腕の問題なのか、私の耳が面倒くさいのかは定かではありませんが、これ新生児にもやる検査らしいんですよね。新生児の耳にもこんなんできるの?上手な人ならできるのか?

 どうにかこうにか研修医が右に入れ、左は先生に交代。慣れた感じはなくとも、研修医よりはするっと入れてくれるだろうと思ったら、再び試行錯誤開始。むしろ右より手こずってました。そして痛いんですけど。心なしか意識が朦朧としてきたんですけど。呼吸の仕方がわからなくなってきたんですけど。たまらず「何か気持ち悪いんですが…」と申告したあたりで視界がホワイトアウト。迷走神経反射とやらで、しばしベッドに倒れ込むはめに。誰だよ迷走神経なんて名付けたの。的確すぎる。

 そんなこんなでようやく検査に辿り着きました。と思ったら、耳に入れた電極と機械に繋ぐコードの接触がよろしくないらしく(視界の外なのでよくわからない)、またあーでもないこーでもないと言い出す2人組。一回外して付け直したりとか、指で押さえてると大丈夫だとか、相性のよくないパーツを繋がれたパソコンの気分です。2人の口調も完璧にそんなノリ。ここはせめて、小声でやり取りするとかいう気遣いとかしましょうよ。私はもはやどうにでもしてくれ気分ですが、一般的に考えて、そういうのが患者に丸聞こえなのはどうかと思います。
 検査結果の説明の段階になって、前回かかった専門医の先生がようやく登場してくれました。40歳手前と思しき比較的若い先生だけど、さっきの2人に比べれば圧倒的な安心感。「やっぱりちょっと腫れてるかなー」。は?何が?…ああ、内リンパな!もう何を調べてたんだかわからなくなってきてた…。そんなこんなで久々に出てきたメニレットは、用量UPの30g。蒟蒻畑サイズくらいの薬臭いコーヒーゼリーは、食欲のない今、それだけで充分お腹いっぱいな感じです。食後に飲めとか言われても。

 ちなみに、外耳道なんて麻酔したところで自覚はありませんが、その後数時間経った頃にやたらと痛み始めたので、ちゃんと効いていた模様です。そりゃ、あんだけいじられれば痛むよ。思わず鎮痛剤飲んだ。発熱でハイになるたちなので、インフルエンザよりもよっぽどしんどかったです。


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