何このいい最終回。
時には視界などほぼない水中に潜って、よくも遭難しないものだと思ってましたが、そういう仕組みでございましたか。陸の上ですら混乱する私なら、それでも迷子で死にそうですが。少なくとも、コンパスの使い方はこの説明ではいまいち理解しきれてません。普通の陸上コンパスみたいに東西南北を調べるものじゃないってこと、ですよ、ね?方角がわかったって意味ねえよ、自分がどっから来たかが知りたいんだよ!と思う身としては、陸上コンパスより便利そうだとは思うのですが。
てこはぴかりにくっ付いてる自覚がなかったんですか…。学校ではダイビング部員以外との接触をあまり持ってなさそうだけど、その上で気付けなかったのならかなり重症な無自覚ですよね。こういう交友関係の狭さと消極性には大変共感を覚えるのですが、そういえば私は何故かまわりにちょいちょい人が集まってくる傾向がありましたっけ。じっとしててもいつの間にか数人に群がられてて、私はマイペースに自分のしたいことをしつつ、群がるメンバーの会話に特に参加するでもなくその場にいるという。まあ、あれはあれで居心地よかったなぁ。
ぴかりはホント大人。幼稚園の先生とか向いてそうです。プレゼントはあげる方が嬉しいと言うくらいなので、物質的なことだけじゃなくて、精神的なことに関しても何かをしてあげるのは好きな子でしょうから、そのくらいのことでは鬱陶しがったりはしないでしょう。しかし、重い物を運んでる時に腕を絡めるのはさすがに明らかに邪魔なのでやめましょうか。ただでさえ身長差あって難しいのにー。落としたら危ないしね。
この性別比率だと合宿の部屋割が偏って面倒だなぁ、と思ったけど、姉ちゃんは弟くんと一緒でもいいんだから、ほぼ均等に2部屋に分かれられるのか。犬猫OKの宿泊施設はこの頃いっぱいあるし、実際何軒か犬連れで行ったこともありますが、猫を連れてる人は見たことがありません。犬連れよりかは少数派かなー。旅館に猫がたくさん住み付いてるとこならありましたが。
で、旅館というと犬猫以外のものも住み付いているわけで、何でああいうのがしょっちゅう出るんでしょうかね…。普通に自宅で生活してても、そんなに頻繁には出現しないじゃないですか。なのに旅館の出現率の高さといったら!周囲の環境のせい?まあ、まわりが海だの山だのだった場合は、そういうものたちとの闘いも旅のうちですから、楽しんでしまいましょう。…という流れには、さすがの彼女らでもならないわけですね。
さて、こんな事態に頼りになる人といえば弟です!世の弟というものは大体姉にこき使われていますから(偏見)、こういったハプニングでも例え嫌々ながらであろうと活躍してくれるものです!…って、しないのかよ!真斗もなー。きっと弟が頼りになるからなー…。そして結局は団結した女子が強いということか。ちなみに私は、自宅なら蚊帳使って寝ます。相手を拘束できないなら、こちらが閉じこもるしかありません。
『弟くん先輩よ…永遠なれ。天野作品史上最悪の惨劇と阿鼻叫喚を…僕達はけっして忘れない。』って、ヒドイ柱ですが、まあ別に間違ってはいません。
客が自分ひとりきりのバスによく乗ります。運転手さんと2人きりなのでたまに話しかけられたりして、「…タクシー?」みたいな感じになることすらあるのですが、逆にたった1人しかいない客をどこにも降ろしていないのに、終点をスルーしようとする運転手さんもまれにいて気が抜けません。そして時折自分しか乗っていないのに、何となく背後に気配を感じてそっと振り返ってみることもあります。必ず誰もいないけどそれがまったく怖くないのは、時間が朝で外が人のいる商店街や住宅街だから、なのでしょうか。
だから、別に明日からバスに乗るのが怖いとかそういうことはないよ!ないったらないよ!?何だよそのオチ!特に何も起こらないのが逆に嫌だよー。っていうか、むしろ単純に普通に生きてる不審者じゃないのかアレ。危ないよぴかり、非科学的存在の方がよっぽど良心的かもしれないよ。
いつの間にか暗くなってたレベルだから、そんなに遅い時間ではないと思うんですが、もう終バスですか。えーっと、東海バスの時刻表を見てみると、富戸停留所の伊豆高原駅行き終バスは17時42分。早っ。ということは、ばーちゃんは車ですかね。同居かな。違うのかな。帰る場所が違うにしても、真っ暗な中1人で帰らせるより車なら送ってよとか思わなくもないのですが、まあこの時間だったら帰らせても大丈夫かとも思うか。高校生だし。
安心して安心してって言われると、どんどん不安になっていく人は手を挙げなさい。はーい!息ができなくなるリスクを負いながら、これ以上安全なスポーツはないとか言われても!足首までの水位があれば溺死できるって、誰か言ってましたよ!?私は騙されない。この作品の連載が終わる頃にも、まだ「海怖い」って相変わらず言ってるはずです。
耳が痛いのもねー…。水圧の痛みと同じかどうかはわかりませんが、蝸電図をやったあとの強烈な痛みを思い出すともう絶対体験したくない。それを慣れない海中でとなると、パニックにもなるし、助けてくれた人が偉大にも見えますよ。異性なら惚れますよ。完璧な吊り橋効果。でも、最初からぴかりはそういう役割だったんでしょうね。真斗が先導、ぴかりが後方で不慣れな3人を挟む。わりと気遣いの子でもあるし、ちゃんと始めから茜とちずるを気にしていたはず。
私はずっと1対1の人間関係しか作ってこなかった部分があるので、『友達の友達と仲良くなる』というのは憧れです。友達に限らず、親しい誰かの親しい誰かと親しくなるのが。友達の結婚式で、友達が旦那さんの友達と談笑してる姿は羨ましかったし、旦那さんが友達の弟と喋ってるとこも萌え萌えですよ。思いっきり写真撮りまくってやりました。いいなぁいいなぁ。でも、そういえば地元民・ぴかりにはてこと出会う前の人間関係って出てきてないんですよね。ばーちゃんはもちろん除くとして、あだ名で呼ばれるような間柄の友達はいたはずなのに、地元の学校に通っているわりに中学時代の友達とかが出てこない。単に表立ってないだけでしょうか。何だかんだで、ぴかりも結構人見知りなところはありそうですが。誰とでもそれなりに仲良くなれるけど、深いところに踏み込むのは苦手というか。
10年7ヶ月の時を経て、ついに正式に日の目を見る茜!何か感動した。っていうかもう10年以上前なのか。衝撃。どちらが茜でちずるとは明言されていませんが、もちろんもみ子が茜、だよね?キャラ的にも灯里と藍華をベースにしているのは明らかだけど、ちずるのネーミングには何か意味があるのでしょうか。
私が引っ越しをしたのは幼稚園の頃だったから、もっと無邪気でこんなことも別になかったけど、やっぱりもっと年齢を重ねてからだとこういうことってありますよね。嫉妬心とか、疎外感とか。友達の話に出てくる『友達』への、よくわからないもやもやとか。これってもしかして女子特有かなぁ。男子は思っててもあんまり表に出さないのか。
さて、聖地巡りしてくださいと言わんばかりの今回。気になるのはエビフライのお値段です。検索してみると、『和むら』というお店を発見(作中では『むら和』)。定食が3000円くらいみたいなので、高校生のランチとしてはわりと豪勢。ばーちゃんのおごりか?最初何でエビフライの横に煙草が置いてあるのか意味不明だったんですが、ああ、サイズ比較か…。ばーちゃんが離れた席にいるので、大変不自然。
てこの感覚だと、バスは1時間に5、6本あるものなんでしょうか。いや、もっとか?そういえば、東京のバス事情って全然知らないな。JRは時刻表の必要性がよくわからないくらいしょっちゅう来るイメージだけど。
(ブレイド掲載時サブタイトル『再会』)