近所の川原で桜が満開の頃、双子が久しぶりに遊びに来ました。2日間の短い春休みの2日目、うちに来る前にはじいじと劇場版プリキュアを観てきたのだそう。じいじワンオペで2人を連れ歩けるようになるなんて…！（それどころか、じいじはどこでも寝ちゃう人なので、多分映画館では寝ていたと思う）
　とはいえ、満開の桜を背景に写真を撮ろう、と散歩に出たら動き回るのは相変わらずで、撮れるのは満開の桜ばかり。双子の姿は基本的にブレまくりなのでした。元気さが表れているとも言えるし、桜の影にちらちら写る姿が花の精のようでこれはこれでいいんだけど、1枚くらい2人揃って普通に撮らせて、と懇願するはめに。もしかしておちょくられてますね。もしかしなくてもおちょくられてますね。最終的に本当に1枚だけ撮れた普通の写真は、現在パソコンの壁紙です。

　基本的には体を動かす方が好きそうですが、作る系のことにも興味があるようです。誕生日のお祝いに遊びに行った時には、既成のクッキーパーツに自分でアイシングするキットを作るのを見守る係に任命されました。ママはこういうの得意じゃないから、だそうだけど、子供のおもちゃですよ、どんだけ苦手意識が強いのでしょうか。この先もっと難易度の高いものを作りたがったらどうするの、私いつでも助けに来るー！

　パパ方のじいじばあばからは誕生日にブレイブボードをもらったということで、会いに行った日は練習初日でした。こちらにもお付き合いさせてもらったけど、こっちの方は澄ちゃん全然得意じゃないのですよ…。
　スノボは経験済らしいのである程度感覚はわかってそうなのですが、2人同時に始めても、どうしてもどっちかが先にできるようになってしまうものじゃないですか。さっきまで仲良く遊んでいたのに、その瞬間まだできない方がイラッとするわけです。1分差で生まれた姉妹間の対抗意識ときたら。ニコさんがフェンスにつかまってボードに乗れるようになったら、チコさんが「すみちゃん手もって！道のむこうまで行く！」。その間に家の中に戻っていったニコさん、パパと一緒にYoutubeで練習法を学び始めます。チコさんにも動画を見るよう勧めてみるけど、我流での練習を貫こうとします。せめて私からアドバイスを…、できるわけがねえっ。私も試しに空いているニコさんのボードを借りてみたのですけれども、『フェンスにつかまって乗る』すら無理でした。一応一輪車には乗れたんですよ昔……。
　あれから1ヶ月以上経っているし、対抗意識を燃やす火種には事欠かないので、今頃はもう、2人ともすいすい乗りこなしていそうです。写真撮りたいから走らないでとか言ってないで、こちらもそろそろ流し撮りにチャレンジする頃合いでしょうか。