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 兄ちゃんからDVDを借りたというか、半ば押し付けられた『秒速5センチメートル』。曰く「心を折られた」(多分いい意味)そうですが、この話を別の人にしたところ、「新海は絵はいいけど話が最悪」。秒速自体がどうというより、きっと似たような趣味をしてると思ってた2人が、逆の評価をしていることの方が気になるんですけど。
 2人に共通したのは、これを悲恋と表現したことでした。そうかなぁ。これ悲恋っていうのかなぁ。もっと抗い難いものがあって初めてそう表現していいような気がするんだけど、強いて言い換えるなら単純に失恋。それも失ったというより、手放したように私には思えます。その気になれば、握り締めて手放さないこともできたはずだと。
 辛気臭い話は好きなので(というか辛気臭い話が好きなので)、好きか嫌いかで判断するなら好きな方。でも何か貴樹にイラッとするのは、単なる同属嫌悪かも。

 だるいとはつまり、外を出歩いて使ったお金が1ヶ月で1916円だったということです(ネットでの買い物を足すと4366円)。中学生かよ。

 そんなわけで財布には余裕があることだし、特に観るつもりもなかったるろ剣を観にいきました。登場人物が意味不明なのでどんだけハイスピードで進めるのかと思ったら、見事なごった煮ぶり。いや、混ぜるとは思ったけど、全部一気に混ざってるとは思わなかった。どうせほとんど原形留めてないし、番神と外印は明らかにいりませんよね…。っていうか何で番神がクリスチャン。左之戦のバカらしさは好きだけど、でもバカは観柳1人で充分だと思います。そもそもどうしてあえて観柳?と考えて出した結論は、『単にガトリングガンを派手にぶっ放したかっただけ』なのですが、果たして。

 メインキャラの関係性がどうにも希薄で、結果的に剣心の沸点が低いのが私としては最大の難点。清里を斬るくだりも全体的にどうかなぁと思ってたら、隣と前の人が泣いてるのに気付いて完全に冷めました。ええー。1度目でとどめを刺せないのはおかしいでしょ。2度起き上がるってギャグでしょ。巴が取り乱すのも違う。そういうことができなかったからこそのその後の展開じゃないの?冷静に遺体確認してたのってOVAだったっけ。

 とはいえ、面白かったのは面白かったですよ。ただしテレビで宣伝してた時に「オール京都ロケです」って断言してたのだけは滋賀県人としては納得できません。あとはあれだ、わかっちゃいたけど映画館は耳に極めて優しくない。そして寒い。

 前にテレビで最後の方をちらりと見て、今度放送してたらちゃんと頭から観よう、と思っていた『ジョゼと虎と魚たち』。そう思うとなかなか放送してくれないんですが、GyaOで無料だったので観てみました。…ああもう、妻夫木聡ひっぱたきたい(結局前回とまったく変わらない感想)。あと、一体何に対してかは不明なまま、どういうわけか無性に謝りたくなります。ごめんなさいごめんなさい。何だコレ。
 前回見た分では意味不明だったタイトルの『虎』は、ジョゼの一番怖いもの、好きな人ができたら一緒に見たかったもの。怖くてもすがれるからだそうで。要は、多少遠まわしながらはっきりと『恒夫が好き』と言ってるんですが、果たして逆はどうなのでしょう。可愛がってはいるけど、好きって感じはしないんですよね。まあ、だから離れていったんでしょうけど。
 それにしても、第3の女(というかむしろ第1)が存在したことが衝撃でした。あんたって奴は。

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