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 『琵琶湖は対岸が見えるのか』と北海道人に尋ねられ、「ええ~…、どうやろう」としか答えられなかった話を友達にしたら、やっぱり「ええ~…、どうやろう」と考え込んで、結局明確な答えが出ませんでした。私ら南部の内陸(大げさ)住まいなんだもん。まあ鳥人間の感じだと、北湖の広いとこはきっと見えないよね、という県人らしさゼロの結論。
 一方の彼女は「仙台人に『琵琶湖って県境またいでるでしょ?』って言われて、考えてたらそんな気もしてきた」と、とんでもないことを言い出しました。いやいやそれはないぞしっかりしてー!琵琶湖は完璧に滋賀県内に収まってるからー!

 衝撃のメロン酵母事件から5日。もう一度あの出来事を、冷静に振り返ってみたいと思います。
 まず、ふくらみ方。パンのふくらみ方じゃないんですよ。強いて例えるなら、マカロンに似てました。底の方から、ピエが出るみたいにふくらむ。
 食感は、グルテンを壊しちゃってるので、ぼそぼそした感じ。歯にくっ付くあたりは、ちょっと甘食っぽいかもしれません。でも、甘食はまだしっとりしてますからねぇ…。粉をだいぶ足したせいもあるのかも?
 肝心の味はというと、塩を入れ忘れたパンに並ぶと言ってもいいくらいに残念な感じでした。口に入れた瞬間はまだいいのですが、咀嚼していくうちにどんどん残念なことに。

 そんな感じのメロン酵母パン、そのまま食べるのは悲しいので、フレンチトーストにしてみたり、ポタージュスープに浸してみたりはしたのですが、何故か水分をほとんど吸ってくれず、あまりごまかしにはなりませんでした。ラスクにしてみる?と思い立つも、ナイフを入れるとぼろぼろになり、まったくスライスできないので、没。じゃあパン粉か?バターを足したら、チーズケーキの台になるかも?でも、多少のバターくらいではあの不思議な風味は消せなさそうだなぁ。ここはいっそ、パン床にして漬物を作るべき…?
 そんな思案を重ねながら、まだ半分ほどが冷凍保存されています。いや、きっと何かおいしい食べ方があるはずなんだ!

 残ったメロン酵母液はというと、牛乳で割って飲みました。ちょっと瓜っぽい飲むヨーグルトみたいな感じで、若干癖はあるものの、それなりにおいしかったです。

 親戚がメロンを作っていて、お中元にはいつもどどーんと送ってくれます。何でも酵母にしてみたいこの頃の私としては、もちろんメロンでも酵母を起こしてみたくなります。だってこんなにいっぱいあるんだもの。それに、メロンといえばメロンパンでしょ。メロンが入ってないのにメロンパン。ぜひともメロン酵母でパンを作って、「これがホントのメロンパン!」とかやってみたい。

 というわけで、皮とわたで酵母を起こし、ハーブ酵母で何度か作っているレシピ(ストレート法)で生地を作ります。が、何故かどろどろに。計量を間違えたかと思い、少しずつ粉を足してみるけど、足せども足せどもどろどろのまま。明らかにパン生地ではない感触で、おかしいとは思いつつ、あまり粉ばかり足すのもどうかと思い、ほどほどで切り上げました。
 焼き上がりは、まったくふくらまないわけではないけど、だいぶ控えめなふくらみ。味も何だかちょっと。低めに設定した理想と比べても、40%くらいの出来です。で、試しに『メロン酵母』で検索してみたんですよ。すると、真っ先に出てくるページに衝撃の情報が!曰く、『メロン酵母はパンに向かない』。うそーん!(笑)

 たんぱく質分解酵素が含まれているそうで、グルテンが分解されちゃうんだそうです。パイナップルにそういうのがあるっていう知識はありましたが、メロンもそうだったとは。真メロンパンは夢か…。しょぼーん。
 ちなみに、ハーブ酵母でもあまりふくらんだためしがなく、要研究の段階です。っていうか、初心者はりんごかレーズンあたりから始めるのが無難なんでしょうけどね。剪定したハーブの使い道に悩むんだもの…。

 ここ数ヶ月、図書館で興味を惹かれたお菓子の本を片っ端から借りてみているのですが、そろそろ見尽くした感じになってきました。書庫の方にはまだ見ていないものもあるのでしょうけど、こういうジャンルの本って、実際に手にとってみないと「借りてみよう」とは思いづらいもので。タイトルだけではあんまり判断がつかないんですよねぇ。

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