ここ数ヶ月、図書館で興味を惹かれたお菓子の本を片っ端から借りてみているのですが、そろそろ見尽くした感じになってきました。書庫の方にはまだ見ていないものもあるのでしょうけど、こういうジャンルの本って、実際に手にとってみないと「借りてみよう」とは思いづらいもので。タイトルだけではあんまり判断がつかないんですよねぇ。
お菓子の本とひと口に言っても、その方向性は様々。マクロビオティックのレシピは、なじみのない材料や製法が面白いです。でもそのわりに、あまり「作ってみよう」という気にはなりません。ただ読む分には、すごく面白いんですけど。まあ、牛乳をがぶ飲みして育ち、今でも大好きだし、『おいしいもの』=『牛乳と合うもの』だと思っているふしがあるので、動物性の材料を徹底的に排除する考え方に添えないだけかも。
「作ってみたい!」と思うものなら、いちばんは地方菓子です。ヨーロッパの素朴な焼きっぱなしのお菓子は、材料もすぐに揃えられるシンプルなものが多くて、作ってみたくなるものが多いです。
そんなこんなで、書き写したレシピがかなりの数に。しかし、そのうち実際に作ってみたものは、ほんの少しだけ。だって、作ったら終わりじゃないじゃないですか。消費する必要があるんですが、私はあまりそちらの方には情熱がないのです。味見だけできれば、あとは誰かに丸投げしたいくらいの気分なのですが、そうそういい相手がいるわけでもなく。いかんせん私が作ってみたいレシピというのは、素朴で飾り気のないものが多いため、手土産にもどうなのかなぁ、と。やっぱりプレゼント用には、多少見栄えがする方がいいじゃないですか。
そこで標的にされたのが、パン教室の生徒さんです。自分でも手作りをする人なら、たとえ外見が地味でもアリのような気がしませんか。見栄えがするものがおいしいものだと思い込んでる人も、時々いますからね。が、それも月に2クラス。大量のレシピを消化するには、あまりにのんびりなペース…。
ああ、どうしようかなぁ。家庭内だけで消費するのは、体重がアレなことになりそうで問題なわけで。そんなふうに悩みながら、今日もまたレシピは増えていくのです。
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