5巻収録21~25話。雑誌掲載時に書いたものです。
21『郵便屋さん』 04年01月号 03/12/01
灯里がいるのは何故ARIAカンパニーなのか。…もしかして、制服?それはそれで知る機会はもっと少なそうなので違うとは思いますが。
郵便屋さんの本名、ついに発覚!…とちょっと期待したんですが、ダメですかー、おじさん。気付いたらまだ名乗ってないっていうか、むしろ隠してます?(笑)おじさんの方も灯里の名前を知らないんじゃないかという思いが一瞬よぎりましたが、本人から聞いてはいなくても人が呼ぶのを(AQUA1話ですでに)聞いてるか。
始業前の体操はラジオ体操っぽいですね。しかもおじさん、日本語が書けます。日本語で書かないと読者に意味が通じないからか、本当におじさんが書けるのか、何にしてもネオ・ヴェネツィアって結構日本染みてますよねぇ。
この頃カラー絵の雰囲気が変わってきましたよね。CG第3期という感じですか。これが一番好き。それでも私は言い張る、アナログの方が未だ好きだと(笑)。アナログとデジタルと両方描く人で、デジタルの方が好き、っていう人があんまりいないもので。
22『舟謳』 04年02月号 03/12/30
『あ』の名前は未だ尽きてはいなかった。…キャラ名簿作ったらすごいことになりそうだ。
重ね重ね自分が深読みをし過ぎなだけなのはわかってるんですが、こうもあっさり最後の妖精さんが出て来ると、何だか変なイライラが募ってくるような(笑)。『残りの妖精はショートカット』だとは思ってたので、それは当たりなんですが。みんな長いですしねぇ。アテナさんが一番純粋に妖精っぽい気がします。無口なところと表情の変化がちょっと少ないところ、気付くといつもうたってるところが妖精さんの名に一番ふさわしい気がする。
アリスはほかの人物よりも、ひとつ多く武器を持っていることが判明しました。第2の制服!これは大きい。多分。好きな人には。ノイズの弥生を思い出すデザイン。
左手は何もしてないように思えても、使ってないなんてことは絶対にないですしねぇ。片手で舟が漕げるか?って言ったらそんなことはないし、左手を無理に使うより、封印してみた方がもっと早く気付けたんだけどね。
手袋といえば一人前になると手に傷やマメを作らないそうですが、それって技術がどうとかいう以前に、要は皮が厚くなったってことですよねぇ。一人前の水先案内人は可憐な姿かたちをしていながら、手だけは職人さんのようなごっつい質感ですか?…嫌だなぁ(汗)。
しかし灯里よ、泊まりに行く上での『やましい気持ち』って…、何?(笑)
23『流星群の夜』 04年04月号 04/02/29
灯里のパソコンが!メール送受信以外にもちゃんと使ってたんだー(笑)。
暁さんが『余計危険』なのはともかくとして、ウッディーさんがムード台無しにしてくれるとは思えませんよ?むしろ、最も恥ずかしい台詞を吐きそうなのは彼だと思うんですけど(笑)。でも、アル君と一緒にいると雑学っぷりが被るか。いや、アル君ならその座を黙って譲るでしょうが。そう考えると、アリシアさん・ウッディーさん・アル君は、一緒にいると誰かが静かにならざるをえない感じですね。
本当に反則なのはそう言う藍華の方だ、なんて言いたいところですが、私はアル君に弱いので、やっぱり一番反則なのはアル君なのでした。多分、何もわかってないふりして全部わかってるんだと思う。
単純にアル君のキャラが好きなのもたしかだけど、天野作品の中では個人の感情が表に出ることが少ないARIAなので、アル君がいることによって藍華が動揺したりしてくれるのが、すごく嬉しかったりする。加えて、今回のはノイズで一番のお気に入りである天文部の3人の話をちょっと彷彿とさせる造りで、それもちょっと嬉しい。
24『マルガリータ』 04年05月号 04/03/31
水先案内人につく筋肉は、上腕が主だと思ってたけど。そうかー、流されないようにふんばると足にもつくなぁ。大変たくましい水先案内人。…ちょっとやだなぁ。実は結構ある、のはいいんですが、見るからにムキムキなのはやめてください(笑)。
腕はみんな結構な筋肉がついてると思いますけど。手のひらも皮の厚い職人な感じだとしたら、近寄るよりもちょっと遠目に見るのが正しい水先案内人の鑑賞の仕方かもしれません(一体何を納得しているのか)。
2300年代になっても、海水に特別強いような建材は開発されてはいないんでしょうか。『不便が嬉しい』にも限度はあると思うので、あるのにあえて使っていないということはないと思いますが。…って、え、海水?アレ海水なの?いや、海に繋がってるのはわかってますけど。水路って海って感じせーへんやん?(見た目の問題ではない)いや、海のない滋賀県育ちで、その上滋賀には海に代わる琵琶湖があるからなぁ…。あんまり海って馴染みがないもので。
今回ふと思ったのは、ARIAは本気で根がいい人ばっかりなんだよなぁ、と。わかってはいたはずなんですが、最近それが妙に気になってきてまして。いじめ役とか敵役が根本的に存在しないんですよね。ここでいきなり誰かそういう役回りのキャラが出てきたところで、作中の存在意義などないのはわかってるんですが、何か物足りないものがあるなー、と思う、その正体はこれのようで。
当然、ここで晃さんに理不尽に怒鳴り散らして欲しかったわけではないですよ?
はっ、そういえば2話連続でアリシアさん不在。ということは普通に仕事をして過ごしておられるということでしょうか。灯里以上に本職をしている姿をこれまでに見ていない気がする…(笑)。
25『影追い』 04年06月号 04/05/01
「あらあら、灯里ちゃんも面識あるはずよ。――うふふ。私のパパなの」
って言うのかと一瞬思った(純粋に父親の意味で)。もしくはARIAカンパニーのスポンサー(結局それはそれでパパ)。いやいや、そんな大事な人の顔を忘れてるなんてダメだぞ灯里(だから違うって)。
最近()内自分突っ込みが頻発して困ってます。冷静な自分と暴走が止まらない自分。
第一印象が喪黒福造。でもこれはARIAなので、見かけはちょっと怖くても怪しくても中身は根から葉までいい人なのです。
古いものは、大きなものも小さなものも大好き。何年もの時間と何人もの肌に触れてきたものが、完成した姿から少しずつ朽ちながら、それでも多分最初の姿からそう大きく変わってはない、そこに不思議さと感じる。でも壊そうと思えばいつでも壊せる、そこにどんなに強固なものでも儚さを感じる。別に古くはないけど、郵便で送られてきた手書きの手紙すら、時々無性に不思議になることがあります。
あ、葵と陽太だー。移住してきたんですか?(笑)それとも次の新キャラの名前は『あおい』だという暗示ですか?もういい加減に増えることはないと思いますけども。人数が増えた結果として、アリシアさんの出番が妙に少なくなったりしてますし、そろそろアリシアさんに復活していただきたい。
『21世紀前半まで地球に存在した』、ヴェネツィアの末路がここにきてようやく明かされました。しかもさらりと。わかりきった事由ではありますが。前半ということは、あと46年以内ですか。
コメントする