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 双子と一緒に、施設暮らしをしているばーちゃんのところへ行ってきました。うちの両親は月一ペースで顔を出しているし、いとこと双子も何度か行ってはいるのですが、私が双子と一緒に行くのは初めて。

 まずは先に伯父夫婦を訪ね、お昼ご飯を済ませてちょっと世間話なんぞするのが恒例です。双子はヨーロッパ軒の持ち帰りかつ丼を勢いよく食べていました。さすがに1人前食べるわけじゃないけど、相変わらずすげえなぁ…。チコさんはご飯に載った赤い丸がとても気になるようで、何度も「それちょーだい」と要求しますが、そのたびぺろりと舐めては「やっぱいいわ」と拒否するのでした。そりゃあな。小梅だしな。さくらんぼじゃないんだよ。ところで私は断固として十阡萬派です。
 食後、施設に行く前に近所の公園(と言うには質素な…、どう表現すればいいんだあれは)へ。最近誰も遊んでない感じ丸出しで、すべり台で遊ぶつもりで雑巾は持参したものの、ちょっと拭いてどうにかなるレベルではありません。しかし幸いブランコは比較的まともでした。高さもあまりなく、双子が1人で座っても足がきちんとつきそうなくらいです。しかし初めて来る場所で警戒心を持たずにいられる2人でもないため、いとこと私がそれぞれ膝に載せてブランコを漕ぐことに。先述の通り、高さがなく2歳児対応の座面です。大人には低すぎて漕ぐのがつらいです。最終的にはきゃっきゃ笑って楽しんでいただけたようですが、とてもつらいです…!

 さて2歳3ヶ月、ピースができるようになりました。ちゃんとピースの形が完成していますが、代わりに顔がとても必死です。2人ともあまり髪の量がある方でもなさそうですが、意外とシュシュが外れないということが先日判明し、余り糸で小さめサイズを編んでみました。何なんだこのほっそいポニーテールは。可愛すぎる。

 あと、写真を見せて「これは誰?」と聞いたら、パパとかママとか答えてくれるようになったので、母上が自分の顔を指し「これは?」と尋ねてみると、一切の迷いなく「ばあば!」と言われておりました。いとこが『おばちゃん』って呼ぶから、てっきり彼女らもおばちゃんと言うものだとばかり思っていたのですが。私も自分を指し尋ねてみたところ、何故か無言でにっこりされました。それは一体どういう…?

 お嬢様方のテンションが上がってきたあたりで、いよいよばーちゃんのところへ。だからといって場所見知りせずにいられるわけでもなく、ご老人の園に響き渡る幼児の泣き声。よそのおばあちゃんが「おいでー」とか言ってくれるけど、もちろん完全無視。一方、肝心のうちのばーちゃんはというと、いつも私らだけで行くと「なんで子供ら連れてこんかったんや」って言うわりに、やっと連れて行ったのにリアクション薄。いまいち双子が何者かを理解していませんが、まあそれは想定内ですよ。あれやこれやの表現であなたの曾孫であることを伝えるものの、最終的にわかってもらえたのかもらえなかったのかは判然としません。多分わかってないと思うけど。うん、それも想定内です。知ってた!

 ばーちゃんの部屋の壁にはおっきなコルクボードがかけてあり、そこに双子の写真をぺたぺた貼っているので、2人は職員さんたちのあいだでは有名人です。みんな知ってる、でも直接会ったことはないあの子たちが来ているということで、明らかに双子の顔を見るのが目的で部屋まで来た職員さんが1人いました(笑)。きっとあのあと、「本物に会ったよ」なんて話題になったことでしょう。

 結局、最後まで双子のご機嫌は直らないままでした。その前にはしゃいじゃって眠かったっていうのもあるんでしょうけど、それぞれママとじいじにしがみつきっぱなしで、みんなで写真は撮ったんですが顔がまともに写っていないっていう。泣き顔でいいから、せめてこっち向いて欲しかったんだけどなぁ。


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