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 しばらく会える機会がなく、3ヶ月ぶりくらいに双子に会いました。その間に別の生き物になってたらどうしよう!と危惧していましたが、ちょっと言葉が増えたくらいで、私が知っている2人のままでした。
 使う単語が増えたというよりは、前もちょこちょこ使っていた言葉を繰り返しよく喋るようになったという印象、かな。ちーちゃん、にーちゃん(仮名なのでアレだな…)と、自分のことも相手のこともよく呼ぶようになりました。私のことは呼んではくれませんが、誰かが「澄ちゃんにしてもらって」とか言うと真っ直ぐこちらへ来るので、はっきりと認識はしているようです。

 そんな2歳8ヶ月。そういう年頃でしょうか、何よりもはっきりと言うのが「イヤ」。しょっちゅう言うわけじゃないけど、要所要所ではっきりきっぱり明瞭な発音で「イヤ」。
 食べ物の好き嫌いはわずかだけど、チコさんはトマトが嫌いらしく断固拒否。赤いプチトマトも黄色いプチトマトも、即座にニコさんのお皿へと移します。ニコさんは押しつけられたものも気にせずぺろりと食べるものの、ふとしたきっかけで大人をおちょくりたいスイッチが入ると、何でもかんでも「イヤ」と言い始めるのでした。
 そんな2人が一様に拒否ったのがスナップえんどうです。ふざけているわけではなく、普通に拒否。まあ、お子様が緑色を嫌がるのはよくある話ですよね。こういう時はむやみに勧めたりせず、大人がおいしそうに食べればいいとかいうじゃないですか。ホントかよ、と思いつつ、私は嫌がる2人を横目にスナップえんどうをぱくぱく食べる作戦に出ました。そしてありったけの表現力で「んー、おいしっ」などと言ってみるわけです。目が点になる双子。おもむろに手を伸ばし、スナップえんどうを口へ。「おいしい?」「おいしい」。君ら単純だな!?

 そういえば自ら「にんじんたべたい」と言い出したこともありました。レンチンして塩をふっただけのにんじんを提供しようとしたのですが、素っ気なさすぎるかと思い、星形に抜いてみたのですよ。母上がそれを「これなーんだ?」と聞いてみたら、ニコさんに「にんじん」と真顔で即答されてしまってですね。……確かにそうです。間違いありません。何だろうこの寂しさ。


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