
悩んだ末に、レンズは単焦点1本に決めました。越前松島水族館でも『あと一歩下がりたい』と思ったのは一度だけだったんだし、あっちよりも近くて困ることはないかなぁ、と思い(遠く感じるリスクはあったけど。でも実際不足はなかった)。

日帰りでも行けないことはないのだろうけど、ゆったり動くために1泊することに。出会ってちょうど20年、初めてのお泊まりだったねそういえば。まずは海なし県育ち2人が、「おお…、海だ…!」と、ひとしきり普段縁遠い海に関心します。朝は無意味に早起き、かと思いきや、日の出がいい感じに見える部屋で三文の得。
私にとって海といえば、福井の殺人犯の告白が似合う日本海なのだけど、鳥羽の海はすごく穏やかでした。琵琶湖とあんまり変わらないかもしれない。これなら怖くないかも。




今回、唯一『あと一歩下がりたい』と思ったタイミングはセイウチショーでした。そりゃあもう近い。おっそろしく近い。おにいさんが「触ってあげてくださーい」って、え、セイウチ触らせてくれんの!?

水で濡らしたブルーシートの上を滑って移動するため、シートの外には決して出ないらしく、足を踏まれたりしないよう気を付けさえすれば、べたべた触られてもお構いなしでした。もっと獣っぽいごつごつした感触がするのかと思ったら、結構たぷたぷして柔らかい(どことなく覚えがあると思ったら、肉を集めた自らの太ももに近いかもしれない…)。「ひげは茹でる前のパスタみたいです」とのことですが、確かに紛れもない乾麺でした。
今まであれこれ動物は触ってきたけど、セイウチは過去最大サイズなんじゃないかなぁ。これ以上大きな動物を触る機会って、なかなかなさそうです。
あ、そういえば行きの電車の中から、巨大なミロのヴィーナスとかサモトラケのニケが見えたのだけど、あれは一体何だったの?と思い出して調べてみました。えーっと、コレですね、ルーブル彫刻美術館。やたらと懐かしい雰囲気のサイトですね…。でもその正体は、パッと見で溢れるB級感とはひと味違うようです。気になる。ここもいつか行ってみたいぞ。
コメントする