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 気にはなりつつも、微妙な価格に手を出す勢いがつかず、長いあいだ試していなかったのが耳栓です。
 100均のものなら、フォームタイプとちょろぎみたいなやつ(フランジというらしい)を買ってはみたのですが、あんまりうまく入れられない。イヤホンのチップもあんまりしっくりこなくて、強いて選ぶならでSSを愛用しているので、耳穴が小さいのかもしれません。それなら子供用?いやいや、どうせ買うならせめてもう少しちゃんとした耳栓を、でも300円くらいだとあんまり100円と変わりないんじゃないか?じゃあ更にいいやつ?とも思ったのですが、そもそもあんまりフィットしてばっちり遮音してくれても、耳障りな音はカットしてくれる一方で、耳鳴りも耳閉感も強調されるし、それならもう耳障りな音にくらくらしてる方がマシだったりするのではなかろうか。

 などとぐるぐる考えていたところで、イヤープロテクターというものがあると知りました。耳を完全には塞がず、騒音は抑えながらも必要な音は聞こえる、というもの。ただしお高い。300円を出し渋っていたわりに、これならいいかもしれない、と思い切って買ってみました。

 いろいろ種類はあるのですが、何となく汎用性が高そうなCRESCENDOのスタジアムを選びました(制音なのにクレッシェンド、などとつい気にしてしまう)。最初はオフィスかなとも思ったけど、スタジアムは1500円くらいなのに、オフィスは倍くらいしたのですよ…。ちなみにガーデニング用なるものもあります。ガーデニングで騒音?と思ったら、芝刈り機がうるさいとか、そういうことだそう。なるほど、海外のガーデニングはダイナミックだな。

 イヤーチップは大小2種類付属しており、もちろん小を使っていますが、入れられないほどじゃないけど正直もうちょっと小さいのが欲しい。とりあえず特にうるさくもない場所で着けてみても、テレビの音が遠くなったな程度の感覚です。肝心の入れていることによる不快感はというと、密閉するわけではないため耳閉感も耳鳴りもさほど強調されません。おお、これはいいかも?

 購入直後に、多肉植物の植え替え作業をしました。古いアルミのゼリーカップを鉢として利用するべく、底に釘を打って穴を開けます。コンクリートの地面に、スコップを置きます。用土を取り出すために袋を持ち上げます。…という何気ない動作で出る音が、そういえば意外とうるさいしガンガン響く。芝刈り機なんて使わなくても、実はガーデニングって結構うるさかったのですね。これは使い時だ!とさっそく耳に突っ込んでみましたら、音は気にならなくなるし、なるべく不快な音を立てないように気を使う必要もなくなって、なんて快適なんでしょう。手が汚れているので、うしろから呼びかけられても外さず会話できるのもかなり便利だと思います(ただし本当に調子の悪い時だったら、制音状態で会話できるかどうかは疑問)。

 色も半透明で目立たないので、法事中に着けててもOK…、かもしれない。お坊さんの低音ボイスとかお鈴とか、じわじわきますからね。しかしその性能に感心しつつも、このちっこい製品にどんな技術が詰まっていて1500円もするのかは不思議なのですよ。よくわかんないけど、すごいなぁ。

 ちなみに罠は、付属の金属製ケースです。ふたの開閉時におそろしく不快な音を発します。いわゆる黒板に爪を立ててこする音。別のケース探そう…。


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