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東京ひとり旅、ライブ以外のあれこれです。

 誇張でも何でもなく、大部分を迷子になって過ごしました。どうせ迷子になりまくるだろうなと思ってはいたのですが、それ以上に迷子でした。Googleマップがあれば大丈夫でしょ、と楽観視していたら、予想していた以上に現実が立体的で、この先進めそうだけど、地図上ではそうでもない。表示が切り替えられるはずだがよくわかんない。でも明らかに進める雰囲気。きっとここを突っ切ったら近いと思うんだけど、どうなの?どうなの?みたいなことの連続。あとは、目の前にあるこの建物を目印にして地図を回転させたいんだけれども、地下にある店舗とか高層階にある店舗とかの名前は表示されてるのに、目の前にあるテナントの名前が出てこなくて、結局どのビルが目の前にある建物なのか全然わからない、とか。逆パターンもありましたね。ビル名は出てくるけど、肝心の目の前にある吉野家がどのビルに入ってるのかわからない…。

 そうこうして行ってきたのは、弥生美術館と東京大学本郷キャンパス。行きたいところが思い浮かばなかったので、とりあえずあまり規模の大きくない美術館・博物館を探してみたら、見付けたのが弥生美術館でした。開催されていた展示は『「命短し恋せよ乙女」~マツオヒロミ×大正恋愛事件簿~』。マツオヒロミさんが好きなのでラッキー、だったのですけれども、みんなカロリー消費の激しい生き方してるなぁ…、と予想外にだいぶエネルギーを吸い取られた感じです。ああいうエピソードを何人分も一気に見るもんじゃない(笑)。大規模展示を見るのは疲れそうだと思って小さい美術館を選んだものの、展示内容がディープだというのは盲点でした。

 東大は、単に弥生美術館の向かいにあったから、というだけの動機。だけ、ではありますがせっかく東大に行くなら、ということでわざわざカメラを担いでいきました。けれどここで痛感することになるのです。自分には建築物を撮る腕がない!

さすが東大、ただの見学者にも気付きと学びを与えようとは…。

 ちなみに、キャンパス内って部外者も入れるものなの?大学の学食とか、結構一般利用できるって聞くけど…、と事前に確認しておいたのですが、団体じゃなければ特に許可はいらないとのこと。でも警備員さんには挨拶しよう、という話を読んだので、元気に挨拶する気満々で弥生門に向かったところ、警備員さん、いませんでした。あれっ?

 本当はこのあと根津神社に行く予定だったのですが、迷子で時間を食ったのと、体力が存外まずそうだったのと、台風接近のせいか小雨が降り始めたため断念。ホテルに向かいました。

 路線の問題で最寄りではない駅で降り、ホテルに向かう段でまあ迷うわけです。ぐるっぐるさまよいました。Googleマップが記録してくれた、その時の私の様子がこちらです。

※細かく拾いきれていないため、実際にはもっとひどかったはず。

 どうにかホテルに到着、優雅に紅茶を飲みながら1時間ほど休憩、おそらくは低気圧による頭痛がやばげなのでロキソニンを飲み、気合を入れて渋谷に向かい、ライブ会場に辿り着くまでに(以下略)。

 帰りはホテルまで迷いませんでした!褒めて!

 さて翌朝。九州上陸した台風の影響で天候は悪めでしたが、折り畳み傘があれば充分なレベルの小雨にはとどまっています。赤坂で泊まったので、あわよくば東京駅まで歩いて議事堂とか首相官邸とか各種省庁とかを観ながら歩こうかな、それとも東京駅より手前で電車を降りて皇居のまわりでも歩こうかな、というつもりでしたが、雨の中でまでそうする気はなかったし、京都で新幹線を降りたあとの電車が間引き運転するらしかったので、おとなしくさっさと帰ることにしました。

 しかし私にはまだ果たしていない目的があったのです。自宅近辺や、京都や大阪や近畿圏内ではできないこと、それはコンビニおでんのちくわぶを食べることです。たまに食べたくなるんですが、関西でちくわぶを食べるのは非常に困難なことであり、毎度生麩でごまかしていました。でもせっかくの東京ですから、食べてやりましょうホンモノちくわぶ。
 で、もちろんコンビニを探して迷子になるんですけど。都会ってもっとあちこちにコンビニがあるものだと思ってたのに、実はそうでもないですね?東京駅構内にあるというサークルKには辿り着けず、やっと見付けたコンビニにはちくわぶが置かれておらず、最後に入ったローソンに至ってはおでんの取り扱い自体がありませんでした。ちくわぶ、難易度高過ぎ。

 さて、この間あった外国人エピソードです。
・東京に到着した直後、天候が悪化していく予測だったため、雨が降っていないうちにと慌てて丸の内駅舎を撮りにいきました。駅舎を撮る人が多くいる広場で、ちょこちょこ移動しながら撮っていたら、アジア系カップルにシャッターを押して欲しいと日本語で頼まれました。中国語でも韓国語でもない言葉をしゃべっていたけど、どこの人だったんだろう。
・そのあと駅のトイレに行ったら、たまたま空いていたのは和式。外のトイレは和式派なので私はありがたかったのですが、私の直後順番待ちをしていたのは、欧米人の50代くらいと思しきマダム。背後で、個室内を見て「oh…」と言っているのが聞こえた気がするけど、果たして彼女はチャレンジしたのでしょうか。
・帰りの新幹線に乗る前、コンビニを探して東京駅地下でさまよっていたら、欧米系カップルに声をかけられました。難聴的な意味で何を言ったのか聞き取れなかったため聞き返すと、「エレベーター。うぃーん(巻き舌)」と、手を上下させるジェスチャー。くっ、アホな日本人だと思われた!アホやけど!何か確信を持った歩き方をしながらも、仕事中じゃなさそうな格好で近くにいたから選ばれたのだと思います。まさか超迷子の最中だとは思うまい。幸いすぐ近くに案内図があり、エレベーターもすぐそこらしかったので、営業スマイルで『あっちです』というジェスチャーでご案内しておきましたが、とっさに何の単語も出てこないアホですみません。せめて本当にそこにエレベーターがあったことだけ願っておきます。

 天候がさほど悪化することもなく、無事京都駅に到着すると、何か空気が違うんですよね。関西は落ち着く!という気の緩みから、まさかの京都駅でも軽く迷子になったんですが……。大丈夫か自分。ぼけっと改札を出たら、そこは全然知らないところでして。在来線に乗る改札はすぐに見付けたのですが、その景色も見覚えがなかったものだから、警戒して避けました。地元駅に着いたら、さすがにもう迷子にもならずに済みましたけれども、いやあシンプルな構造でいいですね!改札がひとつしかないって素晴らしい!

 どれだけ下調べをしたところで、ひとりで動くとどこでも迷子になるのがデフォなわけですけど、逆にこの人と一緒だったらほとんど迷わない、という人のすごさをずっと感じていました。方向音痴でなければ誰でもそうなのかもしれないけど、すごいよ、大阪駅からヨドバシまでさらっと辿り着けちゃうんですよ、地元でもないのに。やばい、すごい。つい3回もすごいって言ってしまった。一生ついていこう…。


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