
迷子による時間と体力のロスを極力減らそうと、前回の状況を踏まえてがっちり対策いたしました。Googleマップを大都会で活用できる能力が私にはない。地図があてにならないのなら、もう道のりを単純化するのが一番です。幸いライブハウスが駅から道なりの位置だったため、その中間点のホテルに泊まることにしました。2年前にも行くつもりだった皇居にも、今度こそ行くことに。今回は特に大嘗宮の公開中なので、人はたくさんそちらの方向に流れていくに違いありません。自分で何も考えなくても、まわりの人についていけば辿り着けるはず。

皇居へぞろぞろと歩いていく(と思われる)流れにそのままついて行きます。すると近くを歩いていた外国人マダムに英語で声をかけられてしまいました。わからん、けどImperial Palaceって言った!皇居はこっち?みたいなことを言ったのだと思います。そして私の口から出た返答が「そうです、そうです」。せめてそこはYESとかOKじゃないのか…!?ごめんマダム……。
乾通りの一般公開初日でもあり、皇居はめっっっちゃくちゃ人が多かったです。しかし敷地内をやたらと迂回する道順が組まれていて、不思議と並んでる感とか待たされた感がないのですよ。混雑した道をうねうね遠回りするけど、立ち止まらなければいけない箇所はほとんどなくて、迂回しているあいだにいろんな角度から大嘗宮が見える。
面白かったのが誘導です。どうにかして人を流したいので、あの手この手の口車で前に進ませようとしてきます。大嘗宮まで距離がある箇所で「全景を撮れるのはここからだけです!」(近いところで撮ろうとするより確実にまともな写真が撮れるし、ちょっと気が済んで間近での撮影タイムを少しでも減らせる、かもしれない)、近付いてきて流れが滞ると「通路の左側を行かれますとスムーズに進むことができます!」「左側からは広く眺めることができます!」と、大嘗宮に近い右側の人を減らそうとする。場所が場所なのでみんな口調が丁寧なんですが、それでも南神門の真正面あたりに立ってたおまわりさんだけはキレ気味でしたね。まあ、立ち止まるなっつってんのにみんな動かないですからね。心中お察しします。


中にいてもすごい人でしたけど、あとから改めて写真を見返すと、本当にこの人たちはどこから湧いてきたんだろうかと思います。何かしら周辺でお金使っていくだろうし、経済効果すごそう。税金使ってでも作った価値はあるな、と私は思いました。




東京駅に戻るのにも、みんな同じ方向にぞろぞろ動いていくので安心。新宿に向かう中央線を探すのに若干うろつきましたが、別に同じ場所をぐるぐるさまよったわけではないので、これはノーカンであります。
新宿駅からホテルは曲がる必要なしの道なり一直線なので、こちらも安心、と思ったら想像よりも道が一直線じゃなかった。そびえ立つ高層ビルのあいだに階段だの歩道橋(?)だの、妙に立体的な歩道になっていて、そうですよ、これが方向音痴を悩ませるんですよもー。それでも曲がる必要のない道程だったので、迷うことなく到着。ホテルからライブハウスまでは立体感もなく普通に一直線だったし、事前にストリートビューでシミュレーションしたので難なく辿り着けました。
ちなみに一応最寄り駅はほかにもあったんですが、JRじゃなかったので、乗り換えで迷うリスクを考えてJR以外乗らない戦法もとっています。おかげでこの日は1万4千歩歩きました。



都庁から新宿駅は難なく辿り着けましたが、中央線が見付からずにちょっと思案しました。山手線でも東京駅には行けるんですよ。時間が倍かかるだけで。中央線15分、山手線30分。中央線を探して迷うのと、おとなしく山手線に乗るのではどちらが時間がかかりますか?おそらく、中央線を探す方ですね。というわけで乗りましたよ山手線。いやほら、せっかく東京まで来たなら乗りましょうよ山手線!…って思ったけど、15分で着く中央線を前日に乗ってしまっているためか、長いな…、って思いました。でも新宿駅は魔境らしいので、正しい選択をしたはずです。
東京駅では前回だいぶ迷子になっているので、おとなしくあまり動かないつもりでいたのですが、時間が余っていたので結局うろうろしてしまいました。驚いたのが、駅前の大丸に叶匠壽庵があったこと。えっ、叶匠壽庵?たねやとかクラブハリエならわかるけど叶匠壽庵?東京まで来て?と地元民困惑(失礼)。
途中でタピオカ屋を見付けたので、初タピってみたりもしました。コンビニタピオカとか、自分で茹でたりとかはあるんですけど。大粒でおいしかったですが、これはちゃんと噛まないとやばいやつですね。みんなちゃんともぐもぐしようね。
というわけで、迷子にはなりませんでした!迷ったけど同じ場所を3回巡ってからが迷子本番なので、迷子とはカウントしません!しません!!
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