宮木あや子作品をひと通り読んでみました。始まりは『マリみてが病んだ感じのが読みたい』という欲求から、『太陽の庭』『雨の塔』を読んだこと。ひと通り読む気になったのだから、面白いと思ったに違いないはずなのですが、数冊読んだあたりで感情移入できる登場人物が1人もいないことに気付きました。終始脳裏を渦巻く、あんたこの男のどこがいいの…?という疑問。そのうち、手の届く範囲に女がいても押し倒さない男がいると、それだけでいい人に思えてきます。そして濡れ場でいちいちドン引き。そのへんの描写がこの作者の持ち味なのでしょうけど、そこで引いといて、よくひと通り読む気になったものです。…つーか、あれはエロいの?直接的すぎてよくわかんない。
そんなこんなで、いちばん面白かったのは『セレモニー黒真珠』。でも何だかんだで『白蝶花』もよかった。今は『野良女』を読むかどうかちょっと悩んでいる。
母上が「精密検査してもらえ」とうるさいので、おっきい病院に紹介状を書いてもらいました。おっきい病院といえば、待ち時間が長い。予約などあってないようなもの。父上も同じ病院の整形外科とか循環器内科とか通ってますが、予約が午前中であるにも関わらず、帰りが夕方近かったりしますからね。…と思ってたら、どういうわけかあっさりと呼ばれてあっさりと終了。病院での滞在時間、わずか1時間。あれ…?
肝心の検査はというと、そこはおっきい病院らしく検査ごとにいちいち予約が必要なので、今回はいつもの耳鼻科でも毎回やっている純音検査のみ。しかもタイミング悪く調子がいい時で、わざわざ専門医に診てもらってすみませんレベルの結果。蝸電図とABRとやらを来週してもらうつもりで予約を入れたら、仕事が休めずに再来週に予約し直しするはめに。カレンダーに誰も名前書いてない日はいつでも休んでいいよって、おばちゃん言うたやんかー。何だよ子供の卒業式で2人休むって。そんなんもっと前からわかってるはずなのに、どうして1週間切ってから届け出した上に名前書いてないの?
それにしても、父上が入院中に何度も行ってるのに、ああいうところはどこに何があるのか理解できません。東京駅よりはマシだろうけど、あんな階段前行った時にあったっけ?
相変わらず何の変化もありませんが、微妙に左のグラフが平坦になってきた気がします。低音だけ悪かったのが、低音がちょびっとましになって、高音がちょびっと悪くなった感じ。つまりどういうことかというと、前は男の人の声が聞き取りづらかったんだけど、今は誰の声でも聞き取りづらい。ということは悪化なのか。視力に例えるなら、裸眼で車の運転が余裕でできるレベルだとは思うのですが。
生の声より、テレビからの声が何言ってんだかわからない傾向にあります。あんまり字幕ばっかり流されるのは好きじゃないけど、でもあるとありがたいなぁ、と思う今日この頃。アナウンサー、特にNHKのアナウンサーはみんな聞き取りやすくていいですよ、などと書こうと10日くらい前から思っていたら、陛下がまったく同じことを言うてはりましたね。…私の耳は喜寿です。ちなみに、基本的に終始何言ってるんだかわからないアナもいます。声質?日頃ニュースを読むかどうかの差?
てこはてっきり優等生タイプな子だとばかり思ってましたが。優等生というか、特に得意不得意がなく、満遍なくある程度やれる人かと思ってました。好き嫌いが激しいっていうか…、概ね低空飛行ですね?まあ、いろいろとこれまでとは環境も違うわけだし、1年の1学期なんてこんなものということで。対するぴかりは、数学がお得意ですか。そう考えてみると、マイペースさに隠れて目立たないものの、意外と行動が理路整然としているというか、ちゃんと理屈が通っているというか、そんな気が…、するようなしないような。
暑いのも寒いのも好きじゃないけど、強いてどっちがいいかというと、冷え症としては暑い方がいいかなぁ、とも思います。ただしこれは『夏が好きか冬が好きか』とは別の話。現代の夏は、あちこち寒いのです。とはいえ、夏のあの空気感はたまらないものがあるのも事実。溶けそうなくらいに暑くて、やたらとコントラストの高い世界。このまますべてが終わってしまいそうな勢いの不快感が去る頃の、言いようのない独特の切なさ。となると、やっぱり冬より夏が好き、ですかね。てことは逆に、そのまま真っ白になって消えてみたいです。
それにしても、女子のこの制服は明らかに夏向きではありません。夏服とは名ばかりですよね、絶対。生地はそこそこ薄いんでしょうけど、ロングスカート、その中に重なるひらひら、ブーツ。下半身は完璧に高温多湿の地獄です。椅子の座り方の工夫とかいう次元の問題ではありません。対する真斗の薄着っぷりときたら…。ダメですよ先生、多感な男子生徒のいるところでそんな格好しちゃ。