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『ラスト・ナチ』スタン・ポッティンガー
 序盤で「ガウルンだ!」と思ってしまったがために、大部分をガウルンと宗介がアハハウフフ(違)しているようにしか読めなくなってしまい、「今回のガウルン、何かぬるいな…」などと超お門違いの感想を抱いた末、どこかすっきりしないラストで不完全燃焼するという、ガウルンのせいでよくわからなくなった1冊。いや、自分のせいか。

『さよならピアノソナタ』杉井光
 読んでる途中でふと本を投げ出し、ピアノを弾きに走りたくなる作品(でも耳が嫌がってしょんぼり読書再開)。何だかんだで、いちばんすごい人なのは直巳な気がします。普段冷静な人が取り乱す様と、ちゃらんぽらんな奴が真面目に軽口を叩きまくる様(?)が大好きなので、いちばんのお気に入りは先輩の短編。アニメ化したら面白そうなんだけど、権利関係とかいろいろ面倒そう。


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